【7月4日東日新聞】 時習館の紹介:魅せる機動力野球、投手も本格派3人 今年の時習館は、レギュラーメンバー全員が50b走を6秒台で走る俊足集団。足を使った機動力野球が期待できる。盗塁数も1試合平均3と積極的。 4割打者を3人含む打撃陣は、本塁打で得点というタイプではないが、打者1人ずつが確実につなげていく。足も絡めて相手をかく乱させる。 投手陣も豊富。エース仲井は防御率2・09。185センチの長身から繰り出す速球と多彩な変化球が持ち味。「球のキレ」で勝負する宮田、「気持ちと球威で」の深見の3本柱はすべて右の本格派。豊富な経験も大きな武器で「いかなる場面であっても冷静な投球で切り抜ける」(園部監督)と信頼も厚い。捕手・花本の冷静で強気なリードも投手陣に安心感を与える。 安定した守備力も魅力。司令塔・花本を中心に、堅実な守備の二塁手平田、正確なボールさばきの遊撃手中田、控え投手も兼ねる守備範囲の広いセンター深見というセンターラインは強固。相手の走塁を最小限に防ぐ、強肩のライト山田、失策の少ないレフト神谷と両翼も心強い。どこまでも球を追いかける三塁手沖田のガッツあふれるプレーは、チームの盛り上げ役になっている。 春の県大会出場を逃した悔しさは大きく、チームの練習にも力が入る。投手陣が調子を上げてきているため「3点以内に抑えれば、チャンスは高い」(木藤部長)。 |
【中日新聞】 時習館サヨナラ勝ち 時習館がサヨナラで旭丘との投手戦を制した。 同点で迎えた九回、時習館は山田の左前打を足掛かりに二死三塁とし平田が中前にサヨナラ打。七回の平田のスクイズなど、正確な犠打も光った。先発仲井は相手打線を4安打に抑え、12三振を奪う好投。 旭丘は二年生エース加藤が打者を背負いながらも粘ったが、攻め手を欠いた。 伝統校対決、熱い投手戦 第一回大会から出場を続けるニ校の対戦となった旭丘−時習館戦。両投手の踏ん張りで伝統校の名に恥じない熱戦になった。時習館の仲井洋平投手(三年)は中盤、直球がシュート気味に抜けた。「いつも崩れるパターン。これじゃいかん」。冷静にフォームを修正し、球威を取り戻した。 旭丘の加藤翔平投手(二年)は毎回のように得点圏に走者を背負った。しかし集中力を切らさない。最後の球も、捕手の要求通り外角の直球。「厳しくいったが、打たれてしまった」。納得の表情で振り返り、再挑戦を誓った。 |
12奪三振の仲井投手 | 3安打の山田右翼手 | サヨナラ打の平田二塁手 |
今夏 初校歌 | 応援団に挨拶 |
【ブログ「神戸っこ」】さんより |
試合終了後、時習館の選手と声を交わす旭丘の山下祐人君 | 【東愛知新聞HP】 ガッツポーズで逆転サヨナラのホームを踏む時習館 山田 |
【asahi.comHP】 「インコース、アウトコースと、とにかく揺さぶってみよう」 この試合、どうやって配球を組み立てるか、旭丘の捕手山下祐人君(3年)はマスクをかぶる前に結論を出した。 リードする2年生投手の加藤翔平君の持ち球は、キレがある変化球。「ショートバウンドしてでもいいから、投げろ」と言い続けた。 狙い球を絞らせない作戦に、時習館打線はボール球にも手を出してしまった。5回まで無得点。最終的には時習館が9回サヨナラ勝ちしたものの、園部孝監督は「球が散っていたので苦戦した」と振り返る。 「打者の見逃し球を見て、打者が狙う球じゃないのを(加藤君に)投げさせた。実力は時習館が上と分かっていたからこそ、コースで工夫した」と山下君。 リードだけでなく、体を張った捕球でも、加藤君を支えた。思い切って変化球を低めに集めれば、どうしてもワンバウンドになりやすい。そのたびに、必死にミットを差し出して止めた。「受け止めるのが僕の役目だから」 「やんちゃが集まった」という2年生中心のチームを、明るくまとめる副主将の役目も務めてきた。「2年生と一緒に気持ちよく戦えた。悔いはない」。進学校同士の好敵手を苦しめた満足感からか、笑顔を見せた。 |
【東日新聞HP】 時習館がサヨナラ勝ち 豊橋市民球場の第1試合時習館対旭丘は、 3対2で時習館がサヨナラ勝ち。 2回戦へ駒を進めた。 時習館は9回裏、 先頭打者山田が、 この日3本目の安打で出塁。 犠打で進塁し、 9番平田の決勝安打でサヨナラのホームを踏んだ。 エース仲井は、 12三振を奪う好投。 旭 丘 000101000=2 時習館000001101=3 (旭) 加藤―山下 (時) 仲井―花本 |
【ブログ「神戸っこ」より】 旭丘対時習館は前半は旭丘が2点リード・・後半になって時習館が同点に追いつき・・そして9回裏劇的なさようならヒットで時習館が勝ちました。 喜びにホームする選手とは対照的に打たれてホームベース内でにひざをついたまま、うなだれる捕手の姿が印象的でした。 これも高校野球・・でも伝統の2校らしくいい試合でした。拍手を贈りたいと思います。伝統ある2校の戦いは全国高校野球第1回大会から予選出場している・・先輩たちの誇りを今後も受け継いで行ってほしいと思います。 |
【中日新聞】 時習館が着実に加点し突き放す 投打のかみ合った時習館が一色に快勝した。 1点を先制した時習館は三回、仲井、宮田の適時打で3点を追加。八回には中田の走者一掃の右中間への三塁打と花本の中犠飛で突き放した。先発仲井は三回以降は三塁を踏ませない好投で無失点に抑えた。 一色は「二回に走者を三塁まで進めたが後続が倒れ、主導権を握れなかった。 【ブログ「神戸っこ」より】 時習館対一色は8対0で時習館が勝ちました。 時習館の主将の花本君は福江中出身で、成章高の主将坂本君も福江中出身です。中学時代は同級生で同じ野球を共にした仲ですね・・時習館の試合を見た時も丸刈りで・・主将らしく輝いてました。成章にも花本君というレフトを守ってる選手もいます。もちろん、このまま勝ちすすめば成章との対戦もあるわけで・・楽しみです。 |
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【東愛知新聞】 堅守で一色打線を完封・時習舘、順当に勝ち上がる 地力に勝る時習館が順当勝ちした。 時習館は2回に敵失で先制すると三回には二死2、3塁から4番仲井が左越二塁打を放ち、3-Oとリードを広げた。 中盤は拙攻続きだったが終盤の8回、下位の3連打で得た一死満塁から1番中田が右中間を深々と破る走者一掃の三塁打を放ち試合を決めた。 この試合、時習館は堅守が目立ち、とくに1回一死1、3塁のピンチに4番荒川の放った内野ゴロを併殺打にしとめたのが大きかった。結局、仲井−深見のリレーで完封した。 無失点の好投・時習館仲井投手 前半はもたついたものの尻上がりに調子をあげ、一色打線を7回投げて被安打4、奪三振7、無失点に封じ込んだ。 豊橋中部中時代から「大器」と称され、高校入学後には早くも最速138`をマークした。 しか制球難で結果を出せず。この2年間は制球難克服に費やしたといって過言ではなかった。 その甲斐(かい)あって、今大会は初戦の旭丘が四死球1、この日もわずか2と、制球力は大幅に向上した。 |
4安打3打点の中田 | 代打の切り札八木 |
初登板の深見 | 一色校外狩主将から千羽鶴を託される花本主将 |
今大会2度目の校歌 | |
ホ−ムペ−ジ管理者と同窓(昭和26年・1951年卒の時習館3回生)の野球部OB 田嶋義雄くんが撮影 | |
第89回全国高等学校野球選手権 愛知大会試合結果 | |||||||||
月 日 | 公式戦 | 球場 | 試合結果 | 備考 | |||||
07/20 | 第89回全国高校野球選手権愛知大会 | 一回戦 | 豊橋市民球場 | 時習館 | 3 | 2 | 旭丘 | ○ | . |
07/22 | 〃 | 二回戦 | 〃 | 時習館 | 8 | 0 | 一色 | ○ | . |
07/24 | 〃 | 三回戦 | 〃 | 時習館 | 3 | 2 | 半田 | ○ | . |
07/25 | 〃 | 四回戦 | 〃 | 時習館 | 1 | 4 | 豊川 | ● | . |