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             第87回全国高等学校野球選手権 愛知大会

ベンチ入りメンバー&チーム紹介(東日新聞)
【部長】 園部 孝 【監督】 木藤政美
木藤貴公主将 . 5 (投) @ 鈴木良尚 3年 . 2 (遊) K 彦坂祐志 2年 . I 高島佑輔 3年 . O 茂田光弘 3年
9 (捕) A 長谷川寛之 2年 1 (左) F 横田幸介 3年 E 鷹見 潤 2年 P 神戸和貴 3年
8 (一) B 木藤貴公(主将) 3年 3 (中) G 朝倉寛貴 3年 L 石川 徹 3年 R 北川方斉 3年
7 (二) C 河合龍希 3年 4 (右) H 鈴木大介 2年 M 中村純平 3年 Q 松井繋佳 3年
6 (三) D 安藤 靖 2年 J 石田達也 3年 N 北村郁哉 3年 S 中嶌晃一朗 3年

【中日新聞】 粘り強く1戦必勝で少しでも上位へ
 【投手力】右足首を骨折していたエース鈴木良(3年)が愛知県予選に間に合った。その間チームを支えた石田、高島の両3年生と鷹見(2年)の3人がそれぞれ底上げし、今大会は4枚の投手力で戦う。
 【打撃力】3番朝倉(3年)、4番鈴木大(2年)の前に、いかに塁上をにぎわせるか。また、少ないチャンスを確実にものにできるようにバントや走塁などにも練習時間を割く。木藤主将(3年)ら下位打線もつなぐ意識が強く、1球に対する集中力が高い。
 【守備力】投手が打たせて取るタイプのため内外野ともに高い守備力が要求される。その中で2塁手河合(3年)、遊撃手彦坂(2年)とも柔軟なグラブさばきで、堅実な守りを見せる。
 【総合力】打撃力よりも投手力や守備力で僅差(きんさ)のゲームを確実にものにする。ケガ人が多い中でも、控え選手が目標を持って試合に臨み、技術の向上につなげた。チームカラーは粘り強さ。大事な大会になればなるほど実力を発揮する。木藤政美監督は「1戦必勝で少しでも上位に残れるように頑張ります」と話した。


前列左から R北川・J石田・C河合・F横田・@鈴木良尚
        B木藤主将・G朝倉・I高島・L石川・木藤監督
二列目左から 3人目O茂田・山田副部長・P神戸・N北村・S中嶌・M中村・Q松井・園部部長(一番右)
三列目左から 6人目K彦坂・D安藤・一人おいてH鈴木大介・一人おいてA長谷川
四列目右から 5人目E鷹見

H ゾーン 準々決勝以降 時習館は「Hゾーン」を制し
準々決勝に進んだが、
「豊田西」に 8:1 (7回
コールド)で敗退した。


優勝は愛工大名電。



2回戦 「尾北」戦(7月21日津島球場)

時習館 尾北 . 時習館 . 尾北
1 1 0 守備 氏名 守備 氏名
2 0 0 6 鷹見 4 3 0 . . . . . . . 4 井上 4 1 0 . . . . . . .
3 0 0 4 河合 2 0 0 . . . . . . . 9 古池 4 2 1 . . . . . . .
4 0 0 1 高島 1 1 0 . . . . . . . 5 3 0 0 . . . . . . .
5 0 0 8 朝倉 5 2 1 . . . . . . . 2 小野 4 0 0 . . . . . . .
6 1 0 9 鈴木大 3 2 1 . . . . . . . 1 南部 4 0 1 . . . . . . .
7 0 0 PH・9 北村 1 0 0 . . . . . . . 8 4 0 0 . . . . . . .
8 1 0 1・4 鈴木良 3 0 1 . . . . . . . 7 尾関 2 0 0 . . . . . . .
9 5 3 4 中村 0 0 0 . . . . . . . PH 今井 1 1 0 . . . . . . .
8 3 7 横田 4 2 0 . . . . . . . 3 浅井 3 0 0 . . . . . . .
. 7 茂田 0 0 0 . . . . . . . 6 米田 3 0 0 . . . . . . .
5 安藤 3 0 0 . . . . . . . .
PH 神戸 1 1 0 . . . . . . .
5 石川 0 0 0 . . . . . . .
3 木藤 4 1 1 . . . . . . .
2 長谷川 3 2 2 . . . . . . .
34 14 6 7 1 5 2 1 0 5 32 4 2 13 1 0 0 0 1 3
【時】鈴木良、高島―長谷川 【尾】南部―小野
[三塁打]長谷川 [三塁打]井上
[二塁打]鷹見2、朝倉、鈴木大

【中日新聞】 時習館が最終回に6連続安打で5点
 先発両投手の投げ合いで緊迫した展開。疲れが見えた尾北の南部を時習館が最終回に打ち崩し、振り切った。
 時習館は出塁走者を犠打で送り得点に結び付ける基本を徹底。3点差の九回に長谷川の右中間三塁打など6連続安打で一気に5点を加えた。
 尾北は最終回、二番手の高島を攻め2安打と敵失で3点を返したが反撃が遅れたのが痛かった。

【中日新聞】 時習館の鈴木投手、七回まで11奪三振と好投
 時習館主戦の鈴木良尚投手(三年)が尾北戦で七回を最後に継投で降板するまで毎回の11奪三振、被安打1、無四球で二塁を踏ませない快投を見せた。
 もともとは二塁手。春にエースナンバーを背負った。右下手投げの技巧派。この日も丹念に球を低めに集めた。「真っすぐが走り、決め球のスライダーも切れがよかった」と満足した表情。攻撃面では六回に2点目のスクイズバンドを成功させた。「低めの難しい球だったが、決まってよかった」と会心の笑みで振り返った。

今大会みなさん孫の応援に懸命でした この日37度 7回より高島が継投



3回戦 「佐織工」戦(7月23日津島球場)

佐織工 時習館 . 佐織工 . 時習館
1 1 0 守備 氏名 守備 氏名
2 0 4 5 坪内 5 2 0 . . . . . . . 6 鷹見 1 0 0 . . . . . . .
3 0 0 9 鈴木光 2 0 0 . . . . . . . 4 河合 2 0 1 . . . . . . .
4 0 0 9・1 大野 1 0 0 . . . . . . . 8 朝倉 4 1 0 . . . . . . .
5 0 1 PH 石田 1 0 0 . . . . . . . 9 鈴木大 2 1 0 . . . . . . .
6 0 2 7 斉藤 3 1 1 . . . . . . . 7 横田 2 0 0 . . . . . . .
7 1 1 3 高見 2 0 0 . . . . . . . 1 鈴木良 3 1 1 . . . . . . .
8 0 0 8 重長 3 2 1 . . . . . . . 3 木藤 2 0 0 . . . . . . .
9 0 X 6 安田 4 0 0 . . . . . . . 5 安藤 3 0 2 . . . . . . .
2 8 4 上原 4 0 0 . . . . . . . 2 長谷川 4 2 2 . . . . . . .
. 2 日江井 4 1 0 . . . . . . . ........
1 津田 2 1 0 . . . . . . .
PH 岡村 1 1 0 . . . . . . .
1 高田 0 0 0 . . . . . . .
9 伊藤 1 0 0 . . . . . . .
33 8 2 6 4 1 2 4 0 9 23 5 6 4 6 7 0 1 1 4
【佐】津田、高田、大野―日江井 【時】鈴木良―長谷川
[二塁打]坪内、重長 [二塁打]長谷川、鈴木大

【中日新聞】 時習館7犠打
 7犠打で勝機を広げた時習館が、積極攻撃で佐織工を下した。
 先制を許した時習館は二回、鈴木良の適時内野安打で同点。二死二、三塁から長谷川の中前2点適時打と敵失で3点を追加し、逆転した。その後も走者を確実に送って得点を重ね、差を広げた。
 佐織工は相手を上回る8安打を放ちながら、鈴木良の要所を締める投球に適時打が出ず、9残塁に泣いた。

【朝日新聞】 時習館そつなく得点
 時習館は2回、先頭打者の死球から好機を広げ、長谷川の2点適時打で逆転。失策も誘い、この回4点。6回には2点スクイズを成功させた。佐織工は時習館を上回る8安打を放ったが、時習館・鈴木良の浮き上がる球に要所を抑えられた。

地元の佐織工校より時習館の方が応援団が多かった スタンドに鳥山校長(中央のネクタイの方)
試合開始 尾北戦に続き先発の鈴木良尚。春に骨折しその後
懸命のリハビリを続け夏のマウンドにまにあった
塁上の朝倉 今大会も大活躍 俊足の横田 彼の熱意にみんなが動かされた
津島球場はメンバーの名前もでない

佐織工業に勝てたのは大きい



4回戦 「碧南工」戦(7月25日岡崎球場)

時習館 碧南工 . 時習館 . 碧南工
1 2 0 守備 氏名 守備 氏名
2 3 0 6 彦坂 5 0 0 . . . . . . . 9 山田 4 2 0 . . . . . . .
3 0 0 4 河合 4 2 0 . . . . . . . PR 中島 0 0 0 . . . . . . .
4 0 0 8 朝倉 4 2 4 . . . . . . . 7 児玉 1 0 0 . . . . . . .
5 0 0 9 鈴木大 4 1 1 . . . . . . . 5・4 奥谷 3 0 0 . . . . . . .
6 0 0 9 北村 0 0 0 . . . . . . . PH 鈴木陳 1 0 0 . . . . . . .
7 0 1 7 神戸 3 0 0 . . . . . . . 4・5 堀場 3 2 0 . . . . . . .
8 0 0 PH・7 横田 1 0 0 . . . . . . . 3 鈴木智 3 1 1 . . . . . . .
9 0 0 3 木藤 4 0 0 . . . . . . . 8 坂本 3 0 0 . . . . . . .
5 1 1 高島 3 0 0 . . . . . . . 7・9 石川 4 1 0 . . . . . . .
. 1 鈴木良 1 1 0 . . . . . . . 6 清水 4 1 0 . . . . . . .
5 安藤 3 0 0 . . . . . . . 1 神谷 0 0 0 . . . . . . .
PH 茂田 1 0 0 . . . . . . . PH 湯前 1 0 0 . . . . . . .
5 鷹見 0 0 0 . . . . . . . 1 有本 3 1 0 . . . . . . .
2 長谷川 3 1 0 . . . . . . . 2 細田 2 0 0 . . . . . . .
36 7 5 4 1 1 0 0 0 6 32 8 1 1 4 2 1 3 0 10
【時】高島、鈴木良―長谷川 【碧】神谷、有本―細田
[本塁打]朝倉 [二塁打]鈴木大、河合

【中日新聞】 時習館が堅守で4年ぶり l6 強に
 序盤に点を重ねた時習館が、堅守で碧南工を最少失点に抑えて4年ぶりのベスト16入り。
 時習館は初回一死二塁から朝倉、鈴木大の連続適時打で先制。二回には走者二人を置いて朝倉が右越えに3点本塁打を放ち、試合の主導権を握った。先発高島も1失点と好投し、主戦鈴木良を七回二死まで温存できた。
 碧南工は七回、有本の左前打から二死満塁の好機をつくり、押し出しで1点を返したが、時習館の継投策にかわされた。

【中日新聞】 ヒーロー 時習館の3番・朝倉選手:本塁打を含む4打点の大活躍

2回表に3点本塁打を放ち三塁を回る朝倉選手=岡崎市民球場で

 時習館の三番、朝倉寛貴選手(三年)は初回表の先制打、二回の3点本塁打と、この日のチームの得点の大半をたたき出した。守備でも八回に浅めの中飛を飛び込んで好捕し、味方をもり立てた。
 打った二打席とも待っていたのは直球で、来たのはカーブ。しかし「体が自然に反応した」といい「二打席目は当たりは良くなかったが、角度が良かったので入ったと思った」と喜ぶ。ホームインして、Xサインを両手で高く突き上げ、ベンチやスタンドの歓声に応えた。
 木藤政美監督は「久しぶりに彼のホームランを見た」と、昨年の大会に続いて三番を打つ朝倉選手の活躍に目を細めた。今大会はこれまで9打数3安打だったが、4回戦で敗退した昨年に比べ調子は悪いという。しかし「前日のフリー打撃で調子をつかんだ感触を得た」といい、さっそく試合で結果が出た。
 ただ、4打点の活躍をしたものの、残り二打席は得点圏に走者を置いて内野ゴロと三振。「好機に打ち損じたので、まだまだ甘いです」と反省も忘れない。チームにとって四年ぶりの四回戦突破の原動力となり「残りの試合は、自分が全部の打点を稼ぐつもりで、初球から積極的に打っていきたい」と顔をほころばせた。

【朝日新聞】 時習館 序盤に長打
 時習館は中軸の勝負強さが光った。初回、3番朝倉と4番鈴木大の連続長短打で2点先制。2回にも朝倉の3点本塁打で差を広げた。高島と鈴木良の継投で、碧南工の反撃を1点に抑え、快勝した。碧南工は7回に2死満塁から押し出しで1点を奪ったが、10残塁と決定力に欠けた。救援の有本が、7回を3安打無失点と好投しただけに序盤の失点が惜しかった。

【東日新聞】 時習館ベスト16入り
 岡崎球場の第2試合に登場した時習館は、エース鈴木(良)を温存し、力をつけてきた高島が先発、攻撃陣の奮起が期待された。ここで活躍したのが3番朝倉。昨年からの唯一のレギュラーとしてチームを引っ張り、第1打席はタイムリー、第2打席はランナー2人を置き、3ラン本塁打を放った。この日は4打数2安打4打点の大活躍だった。
 守りのピンチは7回の2死満塁から押し出しの四球くらい。ここまで高島が踏ん張り、エース鈴木が継投し後続を絶った。試合は5対1で勝ち、次の相手は松蔭となる。
 試合後、朝倉選手は「タイムリー、本塁打はいずれもスライダー。決して調子はいいわけではありませんが、ボールに対し体が自然に反応している。これからの試合も全打点をたたき出す気持ちでいきます」とさわやかに汗をぬぐった。

すばらしい応援団 喜びの校歌斉唱
碧南工業に勝ち、ガッツポーズ 岡崎球場



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